若者の「田園回帰」で農村活性化を 農業白書 印刷
2015年 5月 28日(木曜日) 23:56

政府は26日、2014年度の農業白書(食料・農業・農村の動向)を閣議決定したと各紙が報じた。今回、人口減社会を特集として初めて取り上げた。2010年に約4200万人だった農村人口は、40年には約3200万人まで2割超減ると推計。農村を支えている高齢者も25年からは減少に転じるとの見通しを示し、都市に住む若者を農村に呼び寄せる「田園回帰」の動きなどを後押しして、農村を活性化すべきだと指摘した。白書は、このままでは「農地などの資源やコミュニティーの維持が困難になる」と懸念を示した。