東京メトロ 駅売店の非正規社員がスト 定年後の雇用求め |
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2015年 4月 14日(火曜日) 22:07 | |||
各紙によれば東京メトロの駅売店で働く非正規の契約社員で作る「全国一般東京東部労組メトロコマース支部」(後呂良子委員長)が1日、65歳の定年以降も仕事を続けられるよう求めてストライキを行った。大手企業の賃上げに沸く2015年春闘だが、定年を迎える非正規労働者の厳しい現状が、ストを通じて浮かぶ。6年前に結成された同労組は、時給引き上げや職場への丸椅子設置など、身近な労働条件の改善に取り組んできた。その中で大きな課題になったのが定年後の雇用問題だった。メンバーらは売店で正社員と全く同じ販売業務に従事しながら、賃金や一時金に大きな差をつけられ、退職金もない。月13万円前後の賃金では十分な預貯金は難しく、年金も低額のため仕事を失えば生活に困窮する。
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