日本のTPP交渉参加を支持、7カ国目 日メキシコ首脳会談 印刷
2013年 4月 09日(火曜日) 00:00

安倍晋三首相は8日、メキシコのペニャニエト大統領と官邸で会談し、戦略的な協力関係を強化することで合意、共同声明を発表したと各紙が報じた。大統領は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への日本の早期参加を支持すると表明。日本の交渉参加には先行参加11カ国の承認が必要で、交渉参加への支持はメキシコで7カ国目となる。首相は会談後の共同記者会見で「環太平洋外交を本格的に展開する第一歩となった」と述べた。共同声明では、世界貿易機構(WTO)やアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構想を念頭に、貿易・投資の自由化促進を明記した。日メキシコ間の経済交流拡大も盛り込み、鉄道や港湾施設などメキシコのインフラ整備で、省エネや防災に関する日本の技術協力の促進も打ち出した。