地震予知は当分無理 日本学会が函館でシンポ 印刷
2012年 10月 17日(水曜日) 00:00

日本地震学会(会長・加藤照之東大地震研究所教授)の秋季大会が16日、函館市民会館などで始まったと各紙が報じた。初日は約300人が参加し、地震予知をテーマにシンポジウムを開いた。東大大学院理学系研究科のロバート・ゲラー教授は、予知について「単なるスローガンで予算獲得手段にすぎない」と指摘。東日本大震災も含め地震に前兆現象はなく、周期的に発生するという統計的データも疑問とし、「予知は当分無理で、新たな防災計画が必要」と主張したという。