ソフトバンクが米スプリントを買収、売上高世界3位の携帯会社に 印刷
2012年 10月 16日(火曜日) 00:00

国内携帯電話3位のソフトバンクの孫正義社長は15日、東京都内で記者会見し、米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを買収すると発表したと各紙が報じた。買収額は201億ドル(1兆5700百億円)。スプリントの発行済み株式の7割を取得し、2013年中に子会社化する。両社を合わせた携帯電話契約数は約9000万件となり、国内最大手のNTTドコモ(約6000万件)を抜く。会見で孫社長は「スプリント買収後のグループの年間売上高は計6兆3000千億円。(携帯事業者で)世界3位になる」と説明した。米国での携帯電話販売の競争激化でスプリントは五年連続で純損失を計上するなど経営が悪化していたが、ソフトバンクの出資で財務体質を強化するという。