国連事務総長、中東和平外交の行詰り打開を促 印刷
2010年 11月 09日(火曜日) 16:32

国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長は8日、当面、外交の行詰りを打開し、和平交渉を再開するようイスラエルとパレスチナに呼びかけました。

これは、パン・ギムン事務総長がこの日国連本部でイスラエルのネタニヤフ首相と会談した際述べたものです。

会談の後、パン・ギムン事務総長の報道官は「イスラエルがユダヤ人入植地の建設を再開し、また、このほど東エルサレムで入植地の建設を発 表したことに対して、パン・ギムン事務総長は懸念を示すと共に、ガザ地区に出入りする人や貨物に対する制限を緩めるよう望む」と述べました。

パレスチナとイスラエルの指導者は9月2日、ワシントンで20ヶ月間も中断された直接交渉を再開しました。しかし、イスラエル政府はユダヤ人入植地の建設凍結の継続を拒否したため、交渉は3週後に中止となりました。(翻訳:Katsu チェック:Kokusei)