紛争の激化が地域の平和と安定に深刻な打撃を与えることを深く懸念=外交部 印刷
2023年 10月 13日(金曜日) 10:09

外交部の汪文斌報道官は12日の定例記者会見で、「中国は現在、パレスチナとイスラエルの紛争が激化し、罪のない民間人に多くの死傷者が出ていることに深く心を痛め、パレスチナの安全と人道情勢が深刻に悪化していること、また紛争の激化が地域の平和と安定に深刻な打撃を与えていることを深く懸念している」と述べました。

汪報道官は記者の質問に答えた際、「中国はアラブ連盟が緊急外相会議を開き、パレスチナ問題においてアラブ連盟が重要な役割を果たすことを支持する決議を採択したことに留意している。パレスチナとイスラエルの紛争が繰り返されている根本的な原因は、中東和平のプロセスが正しい軌道から外れ、パレスチナ・イスラエル間の『2国家解決案』の基礎が絶えず侵食され、関連する国連決議が的確に実行されていないことにある。中国はアラブ連盟の各国と意思疎通を保ち協調し、積極的に和解を呼びかけ、話し合いを促し、中東和平のプロセスを正しい軌道に戻すためにたゆまず努力していきたい」と述べました。

汪報道官はまた、「当面の急務は直ちに停戦し、民間人を保護することだ。国際社会は適切な役割を果たし、情勢の沈静化を共に後押しし、速やかにパレスチナの人々に人道支援を提供すべきだ」と指摘しました。