八竜メロン消滅の危機 秋田・三種特産 農家高齢化で生産量激減 打印
2019-09-04 19:08

「八竜メロン」の名で知られ、かつては東北を代表する産地だった秋田県三種町八竜地区のメロンの作付面積が激減し、風前のともしびとも言えそうな危機にさらされている。ピーク時の昭和の終わりには約330ヘクタールあったが、本年度は約8ヘクタールと2%余りにしぼんだ。メロン作りは機械化が難しいことなどから縮小が進んだとみられ、東北の他の産地も減少傾向を見せる。昭和末期の1988年度ごろがピークだった。平成に入ると急降下。2003年度に50ヘクタールを割り込んだ。歯止めはかからず18年度は10ヘクタールも下回った。