熊本復興元年 知事「新年は『創』の年に」「期待より前に実態を提供」 打印
2018-01-05 19:17

熊本は今年、熊本地震からの復興の道のりを、着実に歩んだ。蒲島郁夫知事は、復興元年と位置づけた1年を「期待が膨らむ前に実態を提供できるよう心がけた。なるべく早め早めに」と振り返った。蒲島氏の言葉は、ハーバード大時代の恩師サミュエル・ハンティントン氏が唱えた「ギャップ仮説」に基づく。変化する期待に、実態が追いつかなければ、人々の間で不満が高まる-という理論だ。不満が高まれば、地域の一体性が崩れ、復興がより遠ざかる。