2015年のアジア経済成長率、6%の見通し 打印
2015-06-24 00:04

アジア開発銀行(ADB)のチーフエコノミスト・魏尚進氏は20日、中国の青島で開かれた経済関連のフォーラムで、今年のアジア全体の国内総生産(GDP)は6%前後の伸びで、引き続き世界で最も速い成長になるとの見通しを示しました。

魏氏はまた、「アジアの各地域でみれば、全体のGDPに占める割合が大きい北東アジアと中央アジア、西アジアの成長スピードが落ちている一方、東南アジアは速いペースで伸びている」と説明しました。

さらに「北東アジアでは、最も重要な位置にある中国の成長が減速していることから、この地域の成長も落ちている」としました。中国経済が減速する理由については、人口構造の変化、人件費の上昇および国際経済の影響などを挙げました。