米国、中国軍事安全保障年次報告書を発表 打印
2010-08-17 18:21
アメリカ国防総省は16日に、『中国の軍事・安全保障に関する年次報告書』を発表しました。この報告書は、「中国は過去30年間に遂げた経済と科学技術 の進歩によって、軍隊の全面的な近代化を実現させる能力を持つようになった」と述べると共に、中国の防御性の高い国防政策を評価せず、「中国は軍の建設で 透明性に欠けている」としています。

この報告書はまた、「中国軍は過去10年間に近代化建設を加速させ、平和維持行動、人道支援活動、海賊行為の取締りなどの国際行動に参加する強い 能力を持つようになった。アメリカはこれを歓迎し、中国との協力強化を希望する。また、軍事と安全保障問題における透明度はある程度向上したが、まだ不足 している。このため、中国の意図がわかりにくく、誤解や判断ミスの可能性が増えた」と述べています。

中国外務省の報道官は今年の2月に、「中国はここ数年、軍事の透明性を増強する一連の措置を講じた。アメリカが中国の発展と国防建設を客観的かつ、公正にみることを希望する」と述べました。(翻訳:トウエンカ)