資生堂の"目玉商品"日焼け止めから有害物質 打印
2013-03-04 00:00

中国国家品質監督検査検疫総局がこのほど、有害で中毒を引き起こしやすいカドミウムが検出された資生堂の目玉商品の日焼け止め「アネッサ」を含め、安全性に問題が見つかった化粧品7品目を公表しました。

同局の最新通達によりますと、通関検査・検疫で240品目の食品、7品目の化粧品から重さや、安全性に問題が見つかりました。そのうち、中国免税品(グループ)会社青島支社が日本から輸入した重さ3.6キロの資生堂の日焼け止め「アネッサ」からカドミウムが検出され、廃棄処分となりました。同局によりますと、これらの問題食品・化粧品は通関地の出入国検査検疫機関がすでに返送または廃棄処分などを行っていることから、国内市場に流通していないということです。

カドミウムは人体に必要な元素ではなく、呼吸器官を刺激し、中毒を引き起こしやすく、体内に吸収されると、肝臓や腎臓などに蓄積され害をもたらし、特に、腎臓への影響が顕著で、骨粗しょう症を起こしたり骨をもろくする可能性もあるとされています。