習主席、マティス米国防長官と会見 打印
2018-06-28 09:43

習近平国家主席は27日、人民大会堂で、中国を訪問中のマティス米国防長官と会見しました。

習主席は席上「いま、世界は大きな発展、大きな変革、大きな調整の時期に当たり、世界の多極化と経済のグローバル化がさらに進み、国と国との相互依存性はますます高まっている。その中で中国人民が取り組む社会主義現代化強国の建設は、平和発展の道を堅持しており、植民地主義の道を歩むこともなければ、世界に混乱をもたらすこともない」と示した上で、「中米国交樹立40年の歴史と現実は、中米関係の順調な発展が両国と世界各国の人々に幸福をもたらし、世界と地域の平和・安定・繁栄に有益であることをはっきりと示した。中米双方は相互尊重と互恵・ウィンウィンの原則に基づいて両国関係の発展を推進していく必要がある。中米の共同利益に注目すると同時に、双方の見解の不一致を避けることをしない。中国の主権と領土保全の問題における我々の立場ははっきりしている。それは、祖先が残した領土をわずかであっても譲らず、他人の物は絶対に奪わないというものだ」と強調しました。

習主席はまた「中米両国の軍隊の関係は、両国関係の重要な一部分である。今後も意思疎通を強化し、相互信頼を深め、軍同士の関係を両国関係のスタビライザー(安定装置)とさせていくことを期待する」と述べました。

一方、マティス国防長官は習主席との会見に感謝の意を表した上で、「アメリカ側は両国関係と両国軍隊との関わりを高く重視している。軍同士の関係が両国関係発展の建設的要素となるよう期待する」と述べました。