トヨタ、中国での成長速度が業界の平均水準を下回る 打印
2011-01-06 18:40

昨日、トヨタ自動車(中国)投資有限公司が発表した最新の成績速報によると、2010年のトヨタ自動車の中国市場における販売量は前年同期比19%増の約84.6万台となりました。このうち、中国におけるトヨタ自動車の共同出資会社である一汽トヨタ自動車有限公司と広汽トヨタ自動車有限公司二社が、それぞれ50万台と30万台を販売し、輸入売レクサスの販売台数はおよそ5万台でした。

トヨタ自動車の成長速度は中国の自動車業界の平均レベルを下回っています。中国自動車工業協会の発表した数字によりますと、2010年の前半11ヶ月間における中国の乗用車業界の生産量と販売量の増加幅はそれぞれ35.28%と34.91%でした。去年の上半期に頻発したトヨタ自動車のリコール問題が市場を失った原因の1つであると見られます。トヨタ自動車は中国の自動車市場の急速な成長に対応する準備が不十分であるほか、生産量が追いつかないことも好機を逃す原因となっています。