「蛟竜号」、2013年の科学調査任務を円満に終了 打印
2013-09-10 00:00

9日午後、中国の有人潜水船「蛟竜号」が順調に母船の甲板に戻りました。これにより、「蛟竜号」は2013年の試験的応用航行の科学調査任務を円満に終えました。当日夜、「蛟竜号」の母船である「向陽紅09」も方向を変え、帰国の途につきました。

これに先立ち、「蛟竜号」は9日に、太平洋北西部で潜水作業を行ない、近海底海水のサンプル、コバルトリッチクラストとフジツボのサンプルなどを収集しました。現場総指揮の劉峰氏は、「3カ月余り以来、『蛟竜号』は異なる海区、異なる地形、異なる深さの水中に近海底航行をして、高精細度の映像を撮影したり、サンプルを収集したり、海底資源環境を調査したりして、比較研究を行い多くの成果を収めました。

劉峰総指揮は、「中国の潜水事業は開放の原則を堅持し、国際協力を歓迎し、『蛟竜号』の関連の調査成果は国際社会と分かち合うことができる」と強調しました。

なお、「蛟竜号」は2012年夏から、マリアナ海溝で7062メートルの最大潜水深度を記録し、2013年から潜水試験から試験的応用航行に転じたものです。