中国外務省、黄岩島の構造物設置を否定 打印
2013-09-04 00:00

フィリピンはこのほど、中国と領有権を争っている黄岩島に中国がコンクリートの構造物を設置したと発表しましたが、これに対して、中国外務省の洪磊報道官は4日、北京での記者会見で、「事実と違う」と述べ、否定しました。

フィリピン国防省は3日、黄岩島にコンクリート製のブロックが発見され、現場周辺では中国の艦艇が航行していたと発表しました。

これに対して、洪報道官は「フィリピン側の発表は事実と違う。黄岩島は中国固有の領土だ。当面の情勢に基づき、中国政府の公務船は黄岩島の周辺海域で正常な巡航を行い、黄岩島の主権とその海域の秩序を守っている。これは中国側の正当な権益であり、非難されるものではない」と述べました。