国連、海洋環境の変化による影響への注目を呼びかけ 打印
2013-06-11 00:00
世界海洋デーを記念するため、国連は10日ニューヨークの本部でイベントを行い、海洋生態系の環境の変化が島嶼住民とその文化にもたらす影響に注目するよう呼びかけました。

アメリカ自然史博物館の2人の専門家はこの日の記者会見で、「気候変動と海洋生態系の悪化によって、太平洋地域の住民とその文化が影響を受けている」と指摘しました。また、太平洋島嶼の住民と水域の間の関係は気候変動によって変わっていることが研究結果から分かりました。海水面の上昇や、海水のアルカリ化、旱魃などの問題によって、多くの島嶼の民族文化も変わっています。2050年になると、数百万にも上る住民が現在の家から離れなければならないと見込まれています。

なお、今年の世界海洋デーのテーマは「団結一致すれば、海洋を守る力がある」です。