北京、実際の常駐人口は2000万人に 打印
2010-08-16 18:19
北京市統計局が1月に発表したデータによりますと、2009年末の時点で、北京市の常駐人口は1755万人に上ったということです。しかし第11次五ヵ 年計画の要求に基づき、2010年末までに、北京市の常駐人口は1625万人に抑えると要求されています。一方、北京市人民代表大会常務委員会がこのほど 行った調査結果によりますと、2009年末までに、北京市では実際の常駐人口は1972万人に達し、そのうち、戸籍のある人口は1246万人で、半年以上 居住した流行人口は726万4000人、家族全員で北京に引っ越してくるケースが年々増え、流行人口の41.2%を占めたということです。

北京市政治協商委員会の主催した「人口と資源環境の協調と発展」と題するシンポジウムによりますと、資源輸入型大都市として、北京では、98%以 上の資源が地方からの輸入に頼っています。一方、膨大な人口問題を抱え、水、電気、ガス、ガソリンなど、資源の供給は大きな試練にさらされ、人口の過剰拡 大はインフラ公共サービスや社会管理に大きな圧力をかけています。

人口の過剰拡大と水資源や土地資源の不足という矛盾は北京の発展を制限する最重要な要素となり、人口の過剰拡大を如何に抑えるかが北京市が直面している急務な問題だと見られています。

ちなみに、国務院の発表した『北京市都市全体計画(2004-2020)』によりますと、2020年までに、北京市の総人口は1800万人近くに抑えると求められています。(08/16 翻訳者:Lin チェッカー:畠沢)