長江中上流が最高水位に到達 早期警戒を開始 打印
2012-07-05 15:24

長江海事局は4日に、長江沿岸の重慶、三峡、宜昌、岳陽などの海事部門が管轄区内の船舶、埠頭などの安全を確保するため、今年初めての洪水早期警戒をスタートさせたことを明らかにしました。

ここ数日、雲南、貴州、四川、重慶などの地域で雨が続き、長江中上流は増水期に入って以来、最高水位に達し三峡ダムの入水量と放水量が急激に増加しています。水位の急速な上昇と流れが早くなっていることから船舶の安全航行への影響を懸念し、重慶などの海事部門は3日から洪水早期警戒をスタートしています。

海事部門は現場の監視管理の強化や電子巡航を利用するなどして重点水域に対して24時間の監視を実施するほか、船舶の取り締まりや、関連機関の管理体制を強化し安全の確保に努めています。