中国初の「自動車児童乗員用拘束システム」国家標準が7月1日から正式に実施されます。これはEUのECE-R44/04規格を参考して制定されたもので、チャイルドシートの安全性の向上を目指しています。

中国自動車技術研究センターの責任者によりますと、「自動車児童乗員用拘束システム」の基本スペックは、ECE-R44/04規格に完全に一致しており、たとえば、衝突時の加速度制限や転倒抑制機構の搭載、不燃性素材の使用などを要求しています。実施されると、メーカーが新しく開発したチャイルドシートは、標準に定められた各項目の条件を適用させなければなりません。

また、自動車メーカーにとって、チャイルドシートを取り付ける受けバックル及びセキュリティロックを装備することが義務付けられています。チャイルドシートを取り付けた車に乗った子供が交通事故でけがをした場合、この標準に基づいてメーカーの責任を追及できます。