嫦娥5号、中国宇宙史上初の5つの取り組みを実現 打印
2020-12-18 11:15

国務院新聞弁公室が17日午後に開いた記者会見で、月探査プロジェクトの副総指揮を務める中国国家宇宙局の呉艶華副局長らが、「嫦娥5号」による月探査プロジェクト任務の状況を紹介しました。

呉副局長は「嫦娥5号による任務は、中国初の5つの取り組みを成功させた。地球外天体のサンプリングとカプセル化、地球外天体における点火と離陸および正確に軌道に乗ること、月軌道での無人ドッキングとサンプルの移動、そして、月のサンプルを携帯したまま第2宇宙速度(脱出速度)に近いスピードで再突入してからの帰還、さらに、中国の月のサンプルの保存・分析・研究システムの構築を、いずれも初めて実現させた」と紹介しました。