東日本大震災倒産 5年で1898件 9割が間接影響 復旧農地は74% 印刷
2016年 3月 05日(土曜日) 01:52

「3・11」関連倒産は5年間で1898件。帝国データバンクが1日発表した東日本大震災の影響で倒産した企業(負債額1000万円以上)の累計は阪神大震災で倒産した企業の約5倍に達した。同社は「風評被害も含め、関連倒産は今も週2、3件のペースで発生している」と分析した。倒産の9割は「消費マインドの低下」など間接影響が原因。このため業種別の最多は「サービス業」の417件で、中でも「ホテル・旅館」は116件を占めた。全体のうち、東京電力福島第1原発事故の影響とみられるのは210件。