肥料の成分表示、秋田のメーカーが偽装 11県で販売 印刷
2015年 11月 10日(火曜日) 00:21

全国農業協同組合連合会(JA全農)は5日、肥料メーカー「太平物産」(秋田市)製造の肥料の成分表示に偽装があったと発表した。健康への被害はないが、肥料の成分が足りなかったり、有機原料の割合が少なかったりしたという。JA全農が青森や長野など11県で販売しており、計約1万トンをすべて回収する。全農によると、秋田など4県にある太平物産の工場で製造された783銘柄のうち、726銘柄を調査した結果、9割以上の678銘柄で、肥料袋などに記載された表示が事実とは異なっていたという。