「三陸ジオパーク」加盟申請 推進協が日本委員会に 印刷
2013年 4月 23日(火曜日) 00:00

三陸海岸の地質遺産の保全・活用を目的とした自然公園「三陸ジオパーク」の推進協議会(会長・山本正徳宮古市長)は22日、日本ジオパーク委員会に加盟申請したと各紙が報じた。津波関連の遺構29カ所も含め、震災の記憶を風化させることなく、復興に向けて歩む地域を強調した。今後、公開審査と現地審査を経て、9月末の日本ジオパーク認定を目指す。宮古市役所で同日、申請会見を開き、ロゴマークを発表。山本市長は「三陸復興国立公園の取り組みと連携し、自然と人のつながりが深い地域の特徴を生かし、交流人口の拡大につなげたい」と意気込みを語った。三陸ジオパークは、沿岸13市町村と八戸市、青森県階上町、気仙沼市から構成され、日本最大級の規模。ジオパークを構成するジオサイトに48カ所、具体的地点を示すジオポイントに130カ所を選定したという。