日銀緩和「脱デフレ目的」 日本に財政再建要求 G20声明 印刷
2013年 4月 22日(月曜日) 00:00

各紙によれば20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は19日午後(日本時間20日未明)、各国が輸出競争力強化のために自国通貨を切り下げる「通貨安競争の回避」を再確認した共同声明を採択し、閉幕した。声明は、日銀の新たな量的緩和について「デフレ脱却を意図したもの」と指摘し、円安誘導ではないとする日本の主張に理解を示した。その一方で、日本に対し財政健全化を強く求めた。会議には、日本から麻生太郎副総理兼財務・金融相と黒田東彦日銀総裁が出席。黒田総裁は会議後の記者会見で、日銀の緩和策に関し「国際社会の理解を得られたのは大変よかった」と述べた。