75年の食事が一番ヘルシー 東北大などの研究チーム 印刷
2013年 3月 15日(金曜日) 00:00
各紙によれば日本の家庭の標準的な1週間の食事メニューを1960年から15年おきに再現して凍結乾燥し、マウスに与えたところ、75年当時の食事が最も内臓脂肪を蓄積しにくく、糖尿病のリスクが低いことが分かった。東北大と岡山県立大の研究チームが実験した成果で、仙台市で24日開幕する日本農芸化学会で発表する。実験をした東北大大学院農学研究科の都築毅准教授(脂質生化学)によると、75年の食事は、2005年の食事に比べ、タンパク質や脂質を魚介類や植物から多く摂取していた。相対的に肉類や牛乳・乳製品が少ないほか、ワカメやヒジキなどの海草が多く、バランスが取れている。60年の食事は米が非常に多く、塩分が多かったという