連合、給与総額1%引き上げ要求 春闘スタート 印刷
2013年 1月 30日(水曜日) 00:00

各紙によれば連合と経団連の労使トップが29日、東京・大手町の経団連会館で会談し、2013年春闘がスタートした。今春闘で連合は、年齢や勤続年数に応じて賃金を上げる定期昇給(定昇)の確保に加え、基本給に手当などを含めた給与総額の1%引き上げを要求。一方、経団連は定昇の延期や凍結の可能性もあるとの厳しい姿勢を崩していない。会談で連合の古賀伸明会長は、「デフレからの脱却には、春の労使交渉の結果もカギを握っている。働く者のモラール(意欲)を維持するためにも、自社というミクロのレベルを超えて考えてほしい」と賃金引き上げの重要性を強調したという。