来年度の経済見通しを閣議了解 実質GDPは2.5%で「名実逆転」16年ぶり解消 印刷
2013年 1月 29日(火曜日) 11:47

政府は28日の臨時閣議で、平成25年度の経済見通しを了解したと各紙が報じた。消費者物価の上昇率は0.5%と、12年度のマイナ0.1%から5年ぶりのプラス転換を見込む。国内総生産(GDP)の成長率見通しは物価変動の影響を除いた実質で2.5%とし、今月策定した緊急経済対策の効果や大胆な金融緩和の強化などが景気と物価を押し上げるとみている。物価変動を含み景気実感に近いとされる名目成長率は2.7%と、名目経済成長率が実質経済成長率を下回る「名実逆転」状態を16年ぶりに脱すると予想した。