東日本大震災:福島第1原発事故 東電前会長ら任意聴取 検察 印刷
2013年 1月 28日(月曜日) 00:00
東京電力福島第1原発事故の刑事責任の有無を捜査している検察当局が、東電の勝俣恒久前会長や清水正孝・元社長から任意で事情聴取していたことが24日分かったと各紙が報じた。2人は業務上過失致死傷などの容疑で告訴・告発されており、事前の津波対策などについて東電トップの認識を確認する必要があると判断したとみられる。検察当局は、東電が東日本大震災前の08年に15メートル級の津波を試算しながら対策を講じなかったことに注目。巨大津波が予見可能だったかを中心に捜査を進めている模様だという。