福島・双葉町帰還「30年後」 町長が暫定目標示す 印刷
2013年 1月 07日(月曜日) 15:35

東京電力福島第1原発事故で役場機能を埼玉県加須市に移している福島県双葉町の井戸川克隆町長は4日、仕事始めの訓示で「一日も早い古里への帰還を目指す」とした上で「目標を暫定的に30年後とする」との方針を示したと各紙が報じた。放射性セシウムの半減期が約30年であることを理由として挙げ、「帰還に当たって国、福島県、東電と協力して徹底した放射能の除去に取り組み、目標値を国際放射線防護委員会が示す一般住民の年間被ばく線量の上限1ミリシーベルトとする」とした。