避難者支援に全力 東京電力・福島復興本社が始動 印刷
2013年 1月 07日(月曜日) 15:35

福島第1原発事故で、東京電力の福島復興本社が4日、サッカーのナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(福島県楢葉、広野町)で業務を始めたと河北新報社が報じた。主に避難者の支援業務に当たる。開所式で広瀬直己社長が「全社員が福島の現状を見て何ができるかを考え、汗をかくことが必要だ」と訓示。年間延べ10万人の社員を県内での支援活動に当たらせる考えを示した。復興本社代表の石崎芳行副社長は「私たちが解決すべき問題は福島と日本の将来が懸かっている。私も残りの人生を懸けて走り回る」と決意を述べた。復興本社は避難者への賠償審査などの本店機能の一部を移す。企画総務、広報の2部と補償相談、除染推進、復興推進の3室で構成し、企画総務部はJヴィレッジに入り、他部署は福島市に事務所を置くという。