来夏ボーナス全額カットへ コスト削減狙い 九州電力 印刷
2012年 12月 27日(木曜日) 00:00

九州電力が、一般社員の13年夏の賞与を全額カットする方針であることが分かったと各紙が報じた。電気料金値上げを申請したことに伴うもので、夏の賞与がゼロになれば、九電が創立した1951年以来初めて。賞与カットは、26日に開かれる経済産業省の「電気料金審査専門委員会」で明らかにする見通し。九電は先月、家庭向けで平均8.51%の電気料金値上げを政府に申請した。その際、社員の年収も現行の平均826万円から13年度は同650万円に21%削減する方針を表明。夏の賞与ゼロはその一環で、これにより、値上げに対する消費者の理解を得たい考えだという。