福島の子に肥満傾向 屋外制限影響か 学校保健調査 印刷
2012年 12月 26日(水曜日) 15:21
東日本大震災後、福島県で「肥満傾向」と判断される子供が増加していることが、文部科学省が25日発表した学校保健統計調査で分かったと各紙が報じた。低年齢ほど多く、5〜9歳の各年齢で割合が全国最多だった。同県は福島第1原発事故による放射線の影響から、昨年10月時点で半数を超える小学校が体育など校庭での活動を制限していた。文科省と福島県教委は「原発事故による運動不足の影響」と分析。同省は今年4月から福島県の学校にスポーツトレーナーや医師を派遣している事業を来年度も継続する方針だという。