病院で患者6人死亡 ノロウイルス検出、集団感染か 報告に遅れ 印刷
2012年 12月 24日(月曜日) 00:00

宮崎県は23日、同県日南市の医療法人春光会東病院で入院患者と職員計44人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、うち78~88歳の患者6人が死亡したと発表した。他の患者5人からノロウイルスが検出されており、県は集団感染とみて調べている。県や東病院によると、12~22日までに入院患者30人と職員14人が感染性胃腸炎を発症。14~22日に男性患者6人が死亡した。23日現在で患者9人と職員2人が症状を訴えており、うち患者5人が重症。最初に死者が出たのは14日だが、東病院は17日に簡易検査でノロウイルスの陽性反応が出たと日南保健所に連絡した際も、死者が出ていることを伝えなかったという。