東北地方で震度5弱の地震、M7.3アウターライズ型 印刷
2012年 12月 10日(月曜日) 00:00

7日午後5時18分ごろ、東北地方でマグニチュード7.3の強い地震が発生した。青森県、岩手県、宮城県、茨城県、栃木県の一部で震度5弱の揺れを観測。宮城県石巻市などで最大1メートルの津波を観測した。気象庁によると、地震の震源地は三陸沖で、震源の深さは約10キロメートル。津波は午後6時02分に宮城県石巻市鮎川で1メートルを観測した。今回の地震は、左右に引っ張られて断層が縦にずれ落ちる「正断層」型。震源は日本海溝の外側(アウター)の太平洋プレートの盛り上がった(ライズ)領域で発生した「アウターライズ地震」と呼ばれるタイプだった。アウターライズは東日本大震災のようなプレート境界の巨大地震の余震として発生することが多い。大震災後の大きなアウターライズは、震災当日にあって以来2度目の発生となるという。

最終更新 2012年 12月 11日(火曜日) 16:43