避難者40人が20億円賠償請求 印刷
2012年 12月 05日(水曜日) 18:01

原発事故で地域社会や生活基盤を奪われたなどとして、南相馬市と双葉、楢葉、広野3町の住民40人が東京電力を相手取り19億4367万円の損害賠償を求める訴えを3日、地裁いわき支部に起こしたと各紙が報じた。原告団は、4市町の18世帯の3~77歳。弁護団は(1)事故被害の実相と構造を明らかにする(2)原告の失った生活を取り戻し、人間の尊厳を回復して新たな人生を確立する(3)被害者の権利救済にふさわしい判決を得て損害賠償基準を確立する――と説明した。世帯ごとの請求額は数千万円が中心で、約1260万円~約2億4千万円。