福島原発:下請け作業員の半数、偽装請負の疑い 東電調査 印刷
2012年 12月 05日(水曜日) 18:01

東京電力は3日、福島第1原発の下請け作業員のうち、約半数が実際の雇用主とは異なる会社の指示で働く「偽装請負」の疑いがあるとするアンケート結果を発表したと各紙が報じた。自分の労働条件を書面で明示されていない作業員も約3分の1いた。偽装請負は職業安定法で禁止されているほか、労働基準法では、労働条件を書面で明示するよう義務付けている。第1原発の廃炉作業を管理する経済産業省資源エネルギー庁は同日、東電に口頭で改善を指示した。アンケートは、第1原発の元請け企業27社の下請け企業に勤務する作業員3974人を対象に行なったという。