対応拠点 福島本社はJヴィレッジに 東京電力 印刷
2012年 11月 29日(木曜日) 14:19

福島第1原発事故を受けた賠償や除染作業を進めるため、東京電力が来年1月に発足させる福島本社を、原発事故の対応拠点になっている「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)に設置する方針を固めたことが29日、分かったと各紙が報じた。東電は、7日に発表した中期経営計画に福島本社の設置を盛り込み、代表には石崎芳行副社長の就任が決まっている。Jヴィレッジは、東電が造り19977年、地域振興の名目で福島県に寄付。運営会社「日本フットボールヴィレッジ」が、サッカーのナショナル・トレーニングセンターとして利用していたが、事故後は作業員が原発に向かう中継基地や宿泊場所として使われている。