福島県知事、調査受け入れ 中間貯蔵施設「建設は別問題」 印刷
2012年 11月 29日(木曜日) 14:18

福島県の佐藤雄平知事は28日、福島第1原発事故の除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の立地調査を受け入れると表明したと各紙が報じた。調査候補地の同県双葉郡の町村長との協議で明らかにし、町村長も事実上同意した。候補地は同県大熊町(9カ所)、双葉町(2カ所)、楢葉町(1カ所)の計12カ所。佐藤知事は協議後、「中間貯蔵施設は除染に重要。政府から施設の安全性証明には調査が必要との説明があり、苦渋の決断をした」と述べた。受け入れ条件として(1)調査と施設建設は別問題で建設を受け入れたわけでない(2)政府は候補地3町に丁寧に説明する(2)政府は調査状況を適時報告する-ことを挙げた。