LNG先物市場を創設へ 経産省、価格に需給反映ねらう 印刷
2012年 11月 14日(水曜日) 19:29

各紙によれば経済産業省は13日、平成26年度をめどに液化天然ガス(LNG)の先物市場を創設する方向で検討に入ったと発表した。原油価格に連動して割高なLNG価格を、需給に合った市場価格で取引することが狙いだ。東京工業品取引所に上場する予定で、LNGの先物市場としては世界初。経産省は14日、商品取引所などの実務担当者による協議会を開き、来年3月までに制度の枠組みなどを検討する。日本は世界最大のLNG輸入国で、東京電力福島第1原発事故以降、火力発電用燃料としての需要が急増している。ただ、日本などアジア各国のLNG輸入価格は、天然ガスのパイプラインが整備されている欧米各国と比べて2~6倍も高いのが実情だという。