JCOMが電力小売りに参入 マンション向け、12月に杉並区で先行 印刷
2012年 11月 07日(水曜日) 00:00
ケーブルテレビ(CATV)最大手のジュピターテレコム(JCOM)は6日、マンション向けに電力の小売りを開始すると発表したと各紙が報じた。同社の放送・通信サービスとセットで契約すると電力料金を電力会社よりも約10%安くする。電力と通信・放送サービスをセットで提供するのは初めてで、セット販売で顧客の囲い込みにつなげる考えだ。JCOMは住友商事グループの特定規模電気事業者(新電力)のサミットエナジーから電力を調達し、電力を販売する。JCOMは電力単価の安い高圧電力をサミットエナジーから一括購入し、JCOMがマンションに設置した設備で各戸に供給する。セット契約がなくても7%程度安くなるという。12月に東京都杉並区で先行してサービスを開始する。