気仙沼語り部ガイド始動 震災市民目線で伝える  印刷
2012年 11月 02日(金曜日) 00:00

東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市で、被災地を案内する「震災復興ガイド」が1日、活動を始めたと各紙が報じた。「語り部」としてツアーに同行し、市民目線で震災時の様子や復興の取り組みを伝える。津波が直撃した魚市場や大型漁船が打ち上げられている鹿折地区、景勝地の岩井崎などを客の要望に応じて案内する。自身の被災体験や気仙沼の復興状況なども説明する。メンバーは、元市職員や仮設住宅の住民、すし職人、住職ら32人。大半の人はガイド経験はないが「震災の教訓を後世に伝える」という事業の趣旨に賛同して参加したという。