伊方原発、愛媛など6県で広域防災訓練 印刷
2012年 10月 24日(水曜日) 00:00

愛媛など四国4県と山口、大分県は23日、四国電力伊方原子力発電所(愛媛県伊方町)の事故を想定した防災訓練をしたと各紙が報じた。これまでは愛媛県のみで実施しており、6県での訓練は初めて。広域災害に備え、連携強化を目指す。東京電力福島第1原発の事故後、伊方原発での訓練は、2月に続き2回目。自治体や自衛隊、民間企業、住民ら計約1万2000人が参加し、避難や緊急時の通信連絡などに取り組んだ。訓練は、地震で全交流電源を喪失して炉心冷却機能が失われ、放射性物質放出の影響が周辺に及ぶ恐れがあると想定。前回の訓練では原発から20キロ圏の住民をバスで30キロ圏外に避難させたが、今回は20~30キロ圏の住民のバス避難も訓練。