東電が収束作業の画像公表 原発事故から1年半 印刷
2012年 9月 12日(水曜日) 00:00

東京電力は10日、福島第一原子力発電所の事故から11日で1年半になるのを機に、同原発での事故収束作業の現状を示す画像25枚を公表したと各紙が報じた。水素爆発で大破した3号機の原子炉建屋は、1年半を経過してもなお、廃炉に向けたがれき撤去作業が難航している様子がうかがえる。周辺の放射線量が高く、最も作業が困難な3号機では、原子炉建屋の東側と西側の側面に、がれき撤去に使う無人の重機を設置する鋼鉄製の台がほぼ完成した。台は建屋の四方に設置する予定だが、南北の台は、作業が終了していない。今年度中にがれきの撤去を終え、2014年末には使用済み核燃料貯蔵プールの燃料取り出しを始める計画だが、難しい作業が今後も続く。