高レベル廃棄物の「暫定保管」提言 学術会議 印刷
2012年 9月 12日(水曜日) 00:00

各紙によれば原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物の処分方法を検討してきた日本学術会議は11日、地下300メートル以上深くに数万年間埋める現行計画では国民の理解が得られないとし、原則深さ数10~数100メートルの地中に数10~数100年間保管する「暫定保管」への政策転換と、廃棄物量に上限などを定める「総量管理」を柱とする提言をまとめた。現在の科学では数万年先までの安全性は予想できないと指摘。再処理後のガラス固化体や使用済み核燃料を地中から回収できる形で数10~数100年間、暫定的に保管する方式への転換を求めたという。