風力発電の送電網、特別会社が整備へ 経産省 印刷
2012年 9月 06日(木曜日) 00:00

各紙によれば経済産業省は、風力発電を普及させるため、2013年度から新たな送電網の拡充策に乗り出す。風力発電に適した北海道と東北の一部を「特定風力集中整備地区」に指定した上で、電力会社と風力発電事業者が出資する特別目的会社(SPC)が送電網の整備を担う仕組みを作る。事業者が支払う送電線利用料をもとに整備を進めることで、電力料金の値上げに頼らない形での送電網の構築が可能になる。風力発電の適地は、都市部や工業地帯から離れており、発電施設と需要地を結ぶ送電網の整備が不可欠となる。