環境省は28日、絶滅の恐れのある野生生物を調べた「レッドリスト」を見直し、ニホンカワウソを絶滅危惧種から「絶滅種」に指定するなど改訂版を公表したと各紙が報じた。新たに８種が絶滅種に指定され、419種が絶滅危惧種になった。新たに絶滅種と判断されたニホンカワウソは、最後の目撃が北海道で1955年、本州以南では79年とされる。専門家の分析でも、北海道亜種は50年代、本州以南亜種は90年代にすでに絶滅したとされてきた。