胆管がん労災申請29人 認定の可否「年度内にも」 厚労省 印刷
2012年 8月 29日(水曜日) 00:00

印刷会社の従業員らに胆管がんの発症が相次いでいる問題で、厚生労働省は28日、これまでに29人が労災申請していることを明らかにした。7月25日時点では発症者が24人で、うち18人が労災申請していた。同省は既に、労災認定の可否を判断する検討会を9月上旬に設置することを決めており、小宮山洋子厚生労働相は「年度内をめどに医学的知見の報告書を取りまとめたい」と述べた。発生原因については、大阪市立大の教授らが今月中旬から疫学調査を開始。発症との関連が疑われている化学物質への暴露量や、正確な発症者数などを明らかにする。