「泊と川内に課題」安全評価の審査結果案  印刷
2012年 8月 09日(木曜日) 19:00

各紙によれば経済産業省原子力安全・保安院は8日、北海道電力泊原発1、2号機(北海道)と九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)の安全評価(ストレステスト)1次評価の審査結果案を専門家会合に示した。設計上の想定を上回る地震や津波があった場合の対策について、確実に実施するには課題が残るとの見解を示して最終的な評価はしなかった。泊原発では建屋扉の防水性が高い扉への取り換え、川内原発では大容量の電源車の配備などが未完了であり、「課題はあり、対策の実現可能性を確認することが必要」とした。判断は9月発足の原子力規制委員会に委ねるという。