東京・福島地検 告訴・告発を受理 原発事故捜査へ 印刷
2012年 8月 02日(木曜日) 16:50

東京電力福島第一原発事故で、東京、福島両地検は1日、東電新旧経営陣や政府関係者の刑事責任について出されていた告訴・告発状を受理し、業務上過失致死傷などの疑いで捜査を始めたと各紙が報じた。東京地検が受理したのは、東電の勝俣恒久前会長や国の原子力安全委員長ら26人に地震、津波対策を怠って事故を起こし、入院患者の死亡や周辺住民の被ばくを招いたとする告発など3件。福島地検は、東電や国の33人に業務上過失致死傷容疑があるとして、県民約1300人が出した告訴・告発を受理した。